本気になる
この地球という世界では食べなければ生きていけない。
食べるには金がなければならないし、それを稼ぐために働いている。
生存しようとする本能は『仕事が出来るか、出来ないか』『格好が良いか、悪いか』そんな周りから求められる価値観へと形を変える。
出来なかったり格好悪いと痛みや苦しみを背負わなければならぬから周りから求められることに応えざる得ない状況になっている。
そんな価値観に迷い込み「何のために生きてるんだろう?」なんて考える。
人が本当に欲してるのは『本気になる』ことではないだろうか。
『出来るか、出来ないか』『格好良いか、悪いか』そんなことを考え、やりもしないうちから限界を定め、人の目を気にして行動しても面白くないし、心が病むし、体調も悪くなり、覇気がなくなってしまう。
自分が人生の主役であることを忘れ、本気になることを忘れ人生の傍観者になってしまうと周りがひどく悪く見えてしまう。
周りがひどく悪く見えてしまうと悪口や批判、諦めや無気力に終始して益々つまらない穴にはまり、さらに自分で穴を掘り進めてしまう。
それが何気に心地の良い場所だと思うのだが、心の底では自分でも気づかない所で自分を嫌いになるものだからストレスばかりがどんどんたまる。
人が本当に欲してるのは『出来る』ことでも『格好良い』ことでもなくて
本気になりたい、本気になって発露する自分という存在を知りたいのだ。
B'zのギタリスト松本孝弘が以前テレビでこんなことを言っていた。
「ギターなんかでもそうなんだけども、思い込みの違いだと思う。
僕の音楽の才能やギターの才能が人よりあったということではなくて、他の人よりも相当好きだということが原動力になっている。
だから誰にも負けないくらい好きな事を見つけることだ。
でもこれってどうやって出会えるかっていうのは偶然じゃない?
だから僕はギターというものに出会って本当にラッキーだったと思う」
人の目など気にしない、本気の自分に、本当の自分に会いたいものだ 。